GitHub(ギットハブ)はバージョン管理のクラウドサービスである。
その名の通り、Gitを使用しプログラムなどのデータを保存・公開・管理することができる。
利用者は、GitHubにクラウド上のリモートリポジトリを作成し、ローカルリポジトリから保存・複製等を行う。マージやブランチといった管理機能や簡単なSNS機能も備えておりバグ報告などに使用されている。

基本的に無料での利用が可能であるが、内容非公開の有料プランもあり企業の業務においても利用されている。
CentOS(セントオーエス)とはOS(オペレーティングシステム)の一種で、Linuxディストリビューションの一つ。
同じくディストリビューションである、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)と互換性を持つことを開発目標としたコミュニティベースのソフトウェアである。
商用のRHELのソースコードを基に構築されているため、RHELのクローン、フリーのRHELなどと呼ばれることもある。安定感があり、企業や自治体にてサーバー業務に使用されることが多い。

RHELとの違いは、サポートの面が大きい。CentOSは長期間のセキュリティ更新が約束されており、フリーソフトにおいては充実したサポートである。しかし万が一の際、テクニカルサポートを受けることができ、安心感があるのは有償のRHELである。

2014年に、それまでは関与していなかったRHELの開発元のRedHatが支援することを表明し、現在も開発・更新が進められている。
スキン(skin)とは、ソフトウェアなどにおいて見た目のデザインを簡単に変更できる機能のことを指す。
「スキンテーマ」「テーマ」「スタイル」と呼ばれることも多い。

ソフトウェアにもよるが、色からフォント、ボタンのデザイン・テキスト等を一括で変更することができる、テンプレートに似たような機能をもつことが一般的である。

ユーザーがオリジナルのスキンを作成・配布する場合もあり、デザインを直接変更することが難しい人でもオリジナリティのある、好みのインターフェースを選択できることが利点である。
Cookie(クッキー)とは、サイト上でのユーザーの情報を持つデータのことである。

コンピュータを使用しウェブサイトに訪問時、サイト側からコンピュータに送られてくる。
Cookieを保持していればそのサイト内での画面遷移や次回以降の訪問時に、入力した情報や設定に基づいてユーザーごとに合わせたページを表示できる。

よく利用される場面としてはショッピングサイトが挙げられる。ユーザーが商品を検索しカートに入れた場合、その情報をCookieが保持する。決済せずに終了しても次回訪問時にカートに商品が残っているのはCookieの役割によるものである。
Cookieの中にはそのユーザーが訪問するサイトの情報などを追跡するものがあり、そのデータに基づいてユーザーの興味があるものに関する広告を表示することにも使用される。

情報を保持・追跡可能なことからセキュリティやプライバシーの観点で問題があるとする声も多い。
ElggとはSNSサイトを構築・運営できるオープンソースのCMSの一つである。

利用することによって、FacebookやMy SpaceのようなSNSを作成・運営することが可能になる。
Elgg自体はPHPで作成されており、比較的軽量のフレームワークでシンプルにつくられている。
同種のCMSではWordpress、特にSNS用ではOpenPNEが有名である。

Elgg自体は海外では知名度が高いが、日本語の情報・説明が少ないため国内ではOpenPNEと比べるとマイナーである。世界中の開発者を対象としているため、機能拡張のためのプラグインやデザインが充実している。
EC-CUBE(イーシーキューブ)は、日本の株式会社ロックオンによって開発された、ECサイト用のCMSである。

株式会社ロックオンのECサイト構築システムECKitを基盤とし、2006年にオープンソースのフリーソフトとして公開された。
認証機能や商品の管理機能、受注管理など基本的な機能はあらかじめ用意されているが、プラグインで機能の拡張・デザインの変更が可能である。レイアウトをドラック&ドロップで変更できたりと操作が比較的感覚的である点、日本製のCMSであることから言語の壁が少ない点が特徴である。
デュアルライセンスを採用しており、ユーザーは有償の「商用ライセンス」と無償の「GPLライセンス」が選択できる。フリーソフトであるので、インストールから使用・機能拡張も無料で利用することが可能。
Ubuntu(ウブントゥ)とはOS(オペレーティングシステム)の一種で、Linuxディストリビューションの一つである。
Ubuntuという名はズールー語で「他者への思いやり」を意味しており、「誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS」という開発目標と繋がっている。
その開発目標から、Ubuntuの操作・インターフェースは初心者にもわかりやすいものになっており、デスクトップ環境としての人気が高い。

Ubuntuは企業の支援とボランティアで開発されており、ダウンロードも無料である。また、ダウンロードが無料なだけでなく、改造することも自由なソフトウェアや、別のデスクトップ環境がインストールされている派生したOSも数多く存在している。
Active Directory(アクティブ・ディレクトリ)は、Windowsのサーバに搭載されている複数のコンピュータを一元管理できる機能群の総称で、主に企業にて使用されている。

Active Directoryサーバーと認証したコンピュータはドメインの中に包括され、その中の他のユーザーのコンピュータやプリンタなどに一つ一つ認証する手間がなくなる。
管理者は、ドメインコントローラーとなったActive Directoryサーバーを利用して、ドメイン内のアカウントを管理することができる。スクリーンセーバ開始の時間から、ソフトウェアの更新、パスワードがわからなくなってしまったアカウントのパスワードリセットも行える。
このように、アカウントを一括管理することで、特に多人数の企業においても、セキュリティの質の底上げ・維持、設定等の統一が可能になる。
OpenPNEとは、2004年に株式会社手嶋屋によって開発されたオープンソースのSNSエンジンである。
サーバーに設置することで誰でも利用・運営ができるSNSを作成できる。基本的なメッセージ機能などはあらかじめ用意されているが、さらにプラグインの追加などで日記機能やあしあと機能などを拡張し、カスタマイズすることも可能。

オープン系のゲームコミュニティから社内のSNSまで様々な場所で使用されており、そのユーザー数は300万人といわれている。今も開発は手嶋屋から開発移管をうけたOpenPNE Projectにより継続されている。