PHPとはオープンソースのプログラミング言語のひとつで、動的なHTMLを作成する際に用いられる。

PHPの正式な名称は「PHP(Personal Home Page): Hypertext Preprocessor」で、HTMLのプリプロセッサ、という意味である。その名称が指すようにPHPはHTMLのなかに埋め込むことができ、それによって動的なサイトを作成することができる。
HTMLやCSSのように、クライアントサイド(利用者のパソコンなど)で動作する言語ではなく、サーバーサイド(サーバー)で実行されるスクリプト言語である。
主に表示のみのHTMLと比較して、ユーザーが打ち込んだ値を取得・処理を行い結果をユーザー側に送信する、といった動きの部分を請け負う。

WordpressなどのCMSやECサイト等のウェブアプリを作成することによく使用されており、汎用性がある人気の高い言語である。
Drupal(ドルーパル)とは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の一種で、主にウェブサイトの作成に使用される。HTMLやCSSの知識がなくともサイトの作成・更新・管理が効率よく行えるシステムである。
よく比較されるCMSにWordpress、Joomla!が存在する。Wordpressと比較すると、特に日本での知名度は低くウェブ上にも日本語の解説などが少ないが、世界的にはJoomla!と2、3位を争う高いシェア率をもつ。

Drupalの特徴は高い拡張性である。基本的な機能とは別にユーザーに合わせた拡張機能を追加することができ、細かい管理や調整が可能である。しかし利用が複雑な面があり、初心者には敬遠されがちである。

オープンソースのフリーソフトのため、利用は無料である。
著名なところとしてはホワイトハウスやレディー・ガガ氏のウェブサイトにて使用されている。
Joomla!(ジュームラ)とは、ウェブサイト制作が可能なCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の一つである。
2005年に公開された。オープンソースのフリーソフトなため、世界中で利用されている。

類似するソフトとして日本ではWordpressが有名であるが、Joomla!は比較的日本語のコンテンツがウェブ上に少ないため、日本での利用数は少ない。しかし世界的にはDrupal等と並んで4位以内のシェア率で、特にイタリアでの利用が多い。
HTMLやCSSの知識がなくても、サイトの制作・更新が可能になる。カスタマイズ性も高く、小規模から大規模まで幅広いタイプのサイト構築に有用なソフトである。
SNSは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称。社会的なネットワークをウェブ上で構築できるサービスのことである。
有名なものとしてはLINE、Facebook、Instagramなどがあるが、コメント機能等のあるブログ、掲示板、口コミサイトもsnsに該当する。
広いつながりのものから、特定の趣味に絞ったもの、参加自体を承認制にしている緊密なつながりのものまでテーマは様々である。

SNS自体を作成するために使用されるソフトウェアには、IBM Lotus Connections、日本の手嶋屋が中心となって開発した OpenPNE などが存在する。
様々なSNSが開発・利用されているが、昨今では社内のコミュニケーションを円滑かつ素早く行える「社内SNS」が注目されており、今後利用する企業の増加が予想される。